高みへと
パッヘルベルのカノンが好きです。
富士山でご来光見ながら聴いたら、多分泣き崩れますね。
バッハのG線上のアリアも好きです。
朝もやに煙る湖で聴いたら、多分意味もなく感謝しますね。
ロッシーニのウィリアム・テル序曲も好きです。
映画「ブラス!」を観て以来、私の突撃時のテーマ曲です。
クラシックを聴くと、必ず思うのが楽器の不思議です。
バイオリンは、既に完成された楽器だと聞いた事があります。
つまり改良される事はない、という事です。
手を着けても、悪くなる事はあっても良くはならない。
それって凄い事じゃないかなって思うんです。
今地球上に存在するもので、完成しているものってそんなにない気がします。
時代が変わって技術が進歩すれば、更に良い物に改良してきたのが人間の歴史だと思うのですが、バイオリンに関しては最高到達点に達しているらしい。
電子バイオリンなどが最近はあるそうですが、音色は本物のバイオリンに如何に近づけるか…らしく、超える事は初めから考えていないようです。
私のような素人にはわかりませんが、やっぱりバイオリンを良く知る人たちも、そう思っているからなのでしょう。
凄くないですか?
MAXですよ!MAX!
羽を持たない人間が空を飛び、酸素がないと生きていけない体で宇宙に行くのに、バイオリンは改良不可能な高みに達しているなんて、考えただけでも感動です。
私はペンネームに永遠を使っていますが、それは私自身が永遠な物なんて存在しないと思い、それに憧れを抱いているからです。
でも、バイオリンの音色は未来永劫、今と同じ音色なんです。
それって永遠って事ですよね?
バイオリンってスゲー!!!
バイオリン職人万歳!!!
食欲の秋も良いけど、夜長は人類が到達した数少ない高みに耳を傾けるのも良いですよね。
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